リスニング学習の始め方【完全初心者向け】
リスニングの勉強を始めようと考えている人「リスニングの勉強の始め方を知りたい。これからリスニングを頑張りたいけど、いったいどうすればいいんだろう…。頑張りたい気持ちはあるけど、方法がわかりません。具体的な方法を教えてください。。」
こういった疑問に答えます。
本記事のテーマ
【完全初心者向け】リスニング学習の始め方
こんにちは、momoです。
英語のリスニングって難しいですよね。
それって耳が慣れてないからなんです。
逆を言うと耳がなれていないだけ、なので耳さえ慣れてしまえば楽勝です!
ここでは初心者向けに、リスニング対策をひとつずつ、解説していきますね。
リスニング学習の始め方
英語の極意 1.習うより慣れよ
“What time is it now?”(今、何時ですか?)を
「掘ったイモ、ほじくるな。」と言うと通じる(゚д゚)!?
それくらい英語と日本語は
全く違う言語です。
だから
耳が慣れるまで慣らす
訓練をします。
言語的に難しいのは断然、日本語です。
日本語を習得できているあなたなら
英語も絶対に習得できるはずなんです。
英語の歌を聴く、そして歌う
まず、英語のリスニングに効果的な方法は、ズバリ、
です。
リスニングって聴く力をつける、ということで
聴くことに集中すればスキルが上がると思われがちですが
そうではないのです。
聴いて、声に出して真似ることによって
リスニングの力がぐんと上がるわけなんです。
これはシャドーイング(Shadowing)という
ちゃんとした学習の手法なのですが、
リーディングにも応用されているものなので
また別の回でご説明しますね。
始めは意味なんて分からなくて大丈夫です。
とにかく耳を慣らすために聴くようにします。
そして、うっすらと聞こえる言葉を真似て歌います。
歌詞は見ない
歌詞は見ないでくださいね。
もちろん好きなアーチストがいるようであれば
そのアーチストの歌を聴いて、歌ってください。
似てくるまで、何度も。
「そうは言っても、何を言っているかも聞きとれないんだけど・・・」
という方は、歌の難易度を下げてみてください。
歌詞や意味は分からなくても、
聴き取れる歌は必ずあるはずです。
日本語で書きだして読みながら歌ってもいいので
とにかく真似て歌ってみてください。
英語初心者に優しい曲
それでも歌が見つからない、という方は
下記の歌などはいかがでしょうか?
The Beatles – Yesterday, Let it be, Imagine
ビートルズの歌はシンプルな単語が多く使われているので
聴き取りやすいかと思います。
ただし、いくら聴き取りやすいとは言え
歌は聴いてて心地よくないとずっと聴いてられません。
なので、まずは自分のお気に入りの歌を見つけてくださいね!
ちなみに私は子供のころは子供用の英語の歌をよく聴いていました。
意味も分からずに歌っていた歌もたくさんあります。
日本語でも意味が分からず歌っていた歌はたくさんありましたね(恥)
でもそれでいいんです!
そういう状態を目指します。
真似ることで本物へ
というのも、意味も分からずに聴いていた歌でも
繰り返し聴いて
繰り返し真似て歌って
ということを何度もすると
自然とネイティブレベルの発音が身に付くのです。
それも、ネイティブが驚くくらいの正確な発音が身に付く
のです!
真似ているので
当たり前といえば当たり前なのですが
これが一番大切なんですね。
イチローも素振りを真似て育った言いますもんね!
世界の王者になった人の原点のやり方です。
なので意味が分からずとも真似て歌うことに集中してみてください。
真似て、なりきっちゃってください👍
ただただ音に従って真似て歌うことで
耳が慣れて正確な発音が身に付いてしまいますから。
子供は“学ぼう”とか“身につけよう”とかをする訳ではなく
ただ単に真似て歌ってみる
ということをしますよね。
それでいいんです。
そういうことなんです。
歌えるようになるまで
歌詞は見なくて大丈夫です。
(むしろ見ないでください)
まずは、
耳に入ってきたそのままを純粋に真似て歌ってみる
これが一番、大切です。
すると無意識のうちに脳や体が覚えてくれます。
体が覚える
“little“という単語ひとつでも
“りるぅ”と聞こえるとき、
“りとぅ”と聞こえるときがあると思うのですが、
色んな歌を聴いていくうちに
どちらも同じLittleだということを体が認識してくれます。
トゥインコー、トゥインコー、りーるぅーすたー
By Twinkle Twinkle Little Star
ワン りるぅ トゥ りるぅ サゥリー りるぅ ゥインディアンㇲ
By Ten Little Indians
メーリー ハッダァ りっとぅーラン
By Mary Had A Little Lamb
始めのうちはlittleが
歌詞のどこに埋め込まれているかも分からない状態だと思います。
でも、それでいいんです。
(時間が経つと聴こえてくるから)
始めは深く考えずに
英語の歌を聴いて、歌えるようになってくださいね🎶
英語の極意 2.百聞は一見に如かず?
意味は分からねど、歌えるようになりましたでしょうか(´▽`)?
それでは歌詞をみてみましょう👀
音と文字のイメージが不一致!?
すると、音のイメージではない単語たちが目に入ってくるかと思います。
「え、これってそういう風に発音するの!?」
→そうなんです!
そう思ったあなた、そのリアクションは正しいです。
「発音と文字のイメージがリンクしない・・・。」
そう驚くべきが、英語なんです。
それが証拠に、
ネイティブの人でも、ちゃんとしゃべれても
単語を書けと言われると割と書けない人が多いんですよね。
それくらい、耳で聞く音と目で見るものは違う、
と思ってもらっても大丈夫です。
意味よりもイメージを
今回の章で確認するのは単語です。
聴いていたものが、どのような単語だったか、ということだけです。
もし、意味が分からなければ
和訳はちらっと見ても大丈夫ですが
あくまでも和訳を見て、イメージするだけにしておいてください。
ここで、日本語でスッキリするクセがついちゃうと
実はキケンΣ(゚Д゚)なんですよね。
通訳者を目指している人なら
和訳を見て勉強するのもアリだと思うんです。
でも、そうではなくて、
英語で理解をするようにしてください。
ココ、大事です。
分からない英単語は調べても大丈夫です。
大切なのはシーンをイメージすること、です。
英語は英語で日本語ではありません。
英語を話す人たちは日本人ではありません。
日本人が理解できるように和訳することも大切ですが
彼らの思考や文化をそのまま理解するのがベストなのではないかと思っています。
じゃないと、どこかで「日本語(のような)英語」を
書いたり話したり、してしまうと思うんですよね。
でもこれって、実際に結構多くの日本人が
日本語英語を話したり、書いたりしてしまっていると思います、
残念ながら…(ノД`)・゜・。
なので、これから英語を勉強しようと思っている人は
まっさらな状態で一から英語を吸収していくチャンスなんです。
どうか日本語を忘れてください、学習中の間だけは。(―人―)
歌詞の和訳は極力見ない
それと、歌詞の和訳って
正しく訳してくれている人のものを見るならば
全然問題ないというか、
むしろ多くの日本人が勘違いしそうな部分を気付かせてくれる
と思うのですが、
間違った和訳をインプットされてしまうと後々、大変なので
(そのイメージが一生、ついてまわってしまうから・・・)
そのためにも少なくとも5人くらいの和訳を見たほうがいいかもしれません。
和訳を見なくて大丈夫な人は、見ないほうがいいです。(^_-)b
例えば、Yesterdayの和訳ですが、
よくネットでも見られるのがhalf the manの誤訳です。
この歌の中ではhalf the man=半人前、という意味ではなくて、
not half the man I used to be 今までとは全く違う人間になっちゃった、
ということを、ポールは言いたいんだと思うんですよね。
このリスニングの章で和訳のことについて深堀りしたくはいのですが
「歌は訳すな」
ということを分かってもらうためにも、ひとつ訳してみますね。
私は翻訳の仕事をやっているプロではないので
訳が微妙かもしれませんが、
原文に近いかたちで訳してみますね。
それではちょっと見てみてくださいね👀
Yesterday written by Paul McCartney and credited to Lennon-McCartney
Yesterday, all my troubles seemed so far away
きのう(きのうを思い浮かべながら・・・)
その時までは、ぼくのすべての悩みや心配事はずっと遠くにあるような気がしてたNow it looks as though they’re here to stay
今じゃまるでそのすべてがここに留まっているかのようOh, I believe in yesterday
あぁ、きのうという日の存在を信じているよSuddenly, I’m not half the man I used to be
突然、ぼくは今までの自分じゃなくなってしまったThere’s a shadow hanging over me
(今は)ぼくにのしかかっている影があるOh, yesterday came suddenly
そう、それはきのう、突然やってきたんだ
(もしくはyesteedayを擬人化しているなら→そう、きのうという日は突然やってきたんだ)Why she had to go I don’t know she wouldn’t say
どうして彼女は行かなきゃいけなかったんだ?
ぼくには分からない
彼女も何も言おうとしないだろうI said something wrong, now I long for yesterday
(きっと)ぼくが何か間違ったことを言っちゃったんだ
今、ぼくは(二度とは戻らない)きのうという日を思ってやまないよYesterday, love was such an easy game to play
きのう(きのうを思い浮かべながら・・・)
愛ってとっても簡単に遊べるゲームだったよNow I need a place to hide away
今、ぼくには誰にも見つからないように隠れてしまえる場所が必要だよOh, I believe in yesterday
あぁ、ぼくはきのう(という日の存在)を信じているよ
歌詞の訳すのはそもそも無理!?
歌はあくまでも耳を慣らして口を慣らす
ものだと思ってください。
と言いたいのも、
歌詞は文法を解説するには省略されている言葉が多すぎて
そもそも全部を理解するのは正直、ムリです。
言葉を多く語らずに韻をふんだり、
語呂合わせやリズムなどが重視されるものなので
作者の解説がない限りは、歌詞を理解するのはあきらめましょう。
実際に、このYesterdayのタイトルは
スクランブルエッグだったようなのですが、
ポールがda-da-daというリズムにこだわって
最終的にYes-ter-dayとなった訳なんです。
またこの歌は一見、男女の恋愛の破局を歌っているものとされていますが
ポールが言うには彼が14歳の時に乳がんで他界した母親のことを想って作られたものだとか。
母を亡くした少年がその胸の痛みを表した歌だと思うと、
このYesterdayの歌詞が妙にしっくりくるんですよね。
恋人が去るときの表現にはleaveをよく使うのですが
ポールはgoと表現していて
なんで逝かなきゃいけなかったんだ?って言いたかったのかもしれませんし
それが突然やってきた「きのう」に信仰を表す言葉believe in
を使っているんですよね。
歌詞の訳を考えるのではなくて
歌が作られたバックグラウンドを知ることはいいかもしれませんね。
英語の歌詞からでさえも、
こんな想いがあって書かれたものだとは推測できませんから。
このYesterdayについては
詳しくはWikiに解説されていますので
英語をものにした暁には読んでやってくださいね!
さて、かなり脱線してしまいましたが
歌は訳さないほうがいい、ということを
お分かりいただけましたでしょうか。
歌は訳さずに情景をイメージしながら
なりきりで歌う、ということを続けてくださいね!
3章 論より証拠
さて、1曲は完璧なまでに真似て歌えるようになったら
聴いてもらいましょう!
さて、誰に聴いていただきましょうか?
家族、恋人、友達、同僚、etc.
正解は、“機械“です!
日本人の日本語に慣れている耳よりも
機械が聴き取ってくれるほうが正確だし、
機械に向かって歌うほうが恥ずかしくないでしょ?笑
“機械”というのはスマートフォンのSiri機能や翻訳アプリです。
翻訳アプリはSayHiがおススメで、
これはパソコンでもインストール可能です!
もちろん、無料です!
しかも英語の他、数多くの言語に対応しているのです\(^o^)/
このアプリの優れているところは、発音の仕方が分からない!
という時、
テキストで文字を打ち込むことができるんです。
ちなみに、日本語で話しかけて英語に翻訳することも可能ですが
さすがにそれはちょっとムリがあるような訳になってしまうことがありますので
100%、この翻訳機に頼らないでくださいね(;^ω^)
それはキケンです・・・。
>>SayHiの使い方はコチラ
ただ、発音の確認や辞書機能としては優れているので
自分の歌をしかも英語で披露するなんて絶対ムリ!恥ずかしい!
という方や
どうやって発音するのかを知りたい
という方にはもってこいの方法です(^_-)b
機械が正しく読み込んでくれたら
お見事です!!
おめでとうございます!!
ネイティブレベルの発音が身に付いているという証拠です。
もし、
「なかなか正確に読み込んでくれない・・・」
という場合は、短いフレーズで少しゆっくりと
語りかけるように歌ってみてください。
それでもなお、“Yesterday“という単語すら
変な単語で認識されてしまう・・・、という方は
正直、なりきり度が足りません。。。(/_;)
自分の声を録音して、
どこが違うのか研究してみてください。
自分の歌声が歌手の歌声と全然違う風に聴こえたら
機械が認識してくれるはずもありませんよね(*_*)
これは私たち日本人にとってはとても大切なポイントです。
耳からの音と口からの音が同じように重なったとき
リスニングスキルがぐんと上がるときなのです。
なので、なかなか機械が反応しなくて焦っている人は
むしろ基礎を作るチャンスだと思ってください。
ピンチはチャンスなのです。
ここで時間を掛けてでもクリアした人は
すんなりクリアしたひとよりも体がより覚えてくれているので
リーディングの時によりスムーズに学習していけること間違いなしです。
「スピーキングじゃなくて?」と思われた方、
良いツッコミですね!
そうですよね、そう思われるのも納得です。
発音だから延長にあるのはスピーキングと思われがちなのですが、
リーディングスキルに絶大な効果をもたらすのです。
これはまた詳しくはリーディングの回で判明することなので
この段階でしっかりと耳で聴いたことをそっくりと
発音できるようになっておいてくださいね!
発音の仕方
私は小さい頃から学校で発音の仕方を学んできましたが
正直言って、学校で習っても分からなかったです。
あくまでも個人的な私の意見ですが。
Lの発音は舌の先端を歯の裏側につけて発音する、
とか、
Rは最後、舌はここの位置でこうなってるはず、
と言われても、
想像力が乏しいタイプだったからか、
舌の位置が描かれた絵を見ても
「舌ってそんな形なの!?」ということばかりが気になって
発音の練習どころじゃなかったです。
それに生徒が一斉に声を出して発音するので
果たして自分の発音が合ってるかなんて確認したくても聞こえない、
なんてことも。
だから、私は
「聴こえたままを同じように発音してみる」
ということが大切だと思っています。
そうは言っても日本語で生きてきたので英語の舌の位置が気になる!
という人はコチラをご参考にされてみてくださいね。